やぎはしファミリー歯科|青森県弘前市の歯科口腔外科・小児歯科・歯科・矯正歯科

矯正歯科orthodontic-therapy

なぜそのようなかたちなのか矯正について

なぜその様な形なのかを考えましょう。
その形態で正しい機能は獲得されているのでしょうか?
お口の中の問題だけではありません。姿勢の良し悪し、指しゃぶりや爪噛みなどの悪い癖。
それらがすべてかみ合わせに影響を与えます。

歯科医師として治療に携わってから、不幸にも歯をなくされてしまった方を沢山見てきました。一生懸命手入れをされていてもかみ合わせが悪いことによって歯を失う例も多く含まれています。例えば、上下前歯だけが噛み合わない、受け口や出っ歯で前歯が合っていないなど、奥歯にかかる負担が多くなり歯が割れてしまったり、歯周病が悪化してしまう場合もありました。歯並びが悪いことで次の治療に大きな妥協を強いられる患者様もいらっしゃいます。

歯並びが悪いことで確かに死ぬことはないかもしれません。しかし、歯を失ってしまっては生活の質は確実に低下していきます。

お子様の場合、正常ではない歯並びは、顎の動きに確かな障害を与えます。ゆくゆくは顎関節症などを発症することも考えられます。口腔は全身と切り離せません。口からしか呼吸できないお子様が増えています。鼻疾患や姿勢の悪さが相互に悪影響を及ぼすことも証明されてきました。また、顎顔面の正常な発達が知能の育成に及ぼす影響も判ってきています。

しっかりとした顔立ちは、しっかりとした機能を兼ね備えた正しい歯並びによって培われるものだということを忘れてはなりません。
キラキラとした瞳、しっかりと結ばれた口元。豊かな微笑みと美しい発音で伝えられる言葉。
綺羅星のように輝く子供たちが町中に溢れることが私たちの願いです。


矯正の治療指針

(1)お子様を正常な発達に誘導する予防矯正

(2)大きく崩壊してしまった口腔内の機能を再構成する治療

お口の健康は、体全体の健康の源です。美しい歯並びは機能的にも優れ、咬み合わせのバランスもよく全身の健康へとつながります。矯正治療は「歯並びがきれいになる」というイメージだけをお持ちかもしれませんが、笑顔にも自信が持てるので内面的にも健康になっていきます。お口元を中心に表情全体のバランスを整えていくことを通じて、患者様の「自分を大切に、きらきら生きる」をサポートしていきたいと思っています。


矯正・咬合育成の流れ

治療には年齢に即した開始時期があります。特にお子様の矯正は成長を予測し、個々の問題を認識し、それにアプローチする必要があります。特殊な成長パターンを示すお子様には院内の専門医との連携、あるいは市内矯正専門医との連携治療にて対処致します。

ほんのわずかな歯や顎の機能不全が、将来、大きな不正咬合や全身に影響を及ぼすと考えられる場合に、それを予防するために行うのが予防矯正やI期治療であると私の矯正の恩師より教えていただきました。本来アンバランスを生じる原因を放置すれば、おそらくは成長と共に悪化していくことになるでしょう。いま、そこにある問題に対処していくことで正常な成長と発達に近づけていくことが可能になると考えます。

ほんのわずかな歯や顎の機能不全が、将来、大きな不正咬合や全身に影響を及ぼすと考えられる場合に、それを予防するために行うのが予防矯正やI期治療であると私の矯正の恩師より教えていただきました。本来アンバランスを生じる原因を放置すれば、おそらくは成長と共に悪化していくことになるでしょう。いま、そこにある問題に対処していくことで正常な成長と発達に近づけていくことが可能になると考えます。

長所

  • 成長発育を利用することができる
  • 早い時期にアンバランスを解消できる可能性がある
  • 難しいお子様の場合、II期治療にて永久歯列咬合の確立および歯や顎と全身的成長とのバランスを得る。I期治療の目的は歯並びを整えることではなく、骨格の不正をただすことに重点が置かれる。

短所

  • 長い観察期間が必要である。
  • お子様が納得し装置を使用してくれなければ思うように進まないこともある

以下のような状態には早期治療・I期治療をおすすめいたします

  • 歯が本来の並びに無いために、かみ合わせを変化させてしまう状態(反対のかみ合わせ)特に反対咬合は8歳を過ぎると改善が難しくなると考えられます。治療開始は出来るだけ早い時期が良く、3歳前後からお子様の理解度に応じて可能になると考えます。
  • 歯の大きさと顎の大きさの不調和がある場合(でこぼこ)
  • かみ合わせが深く、下の前歯が見えない状態

咬合再構成とは

歯の欠損、歯の磨り減り、形態不良の被せ物などによって、かみ合わせの平面・高さが乱れ、咬みあう歯牙の喪失を助長し、顎骨、顎関節、顎運動周囲筋肉、顔面周囲筋肉、周囲神経系などの異常に起因する痛み・運動機能障害が生じる場合があります。再び、安定した咬頭嵌合位を再現することなどによって改善を図る全顎的な治療を咬合再構成あるいは包括治療といいます。具体的には、スプリントの適応や、矯正治療、インプラント治療を含む欠損補綴治療など、さまざまな手法を総動員しなくてはなりません。 いずれにおいても、適切なかみ合わせを付与し、歯や顎関節にかかる力をコントロールすることが、咬合再構成を成功に導くためのポイントであると考えます。そのための手法として矯正治療は非常に大きな役割を担います。


矯正治療の流れ

  1. 初診・相談(30分~1時間)

  2. 精密検査(30分~1時間)

  3. 診断・結果報告(1時間)

  4. 装置の装着/ブラッシング指導(1時間~1時間半)

  5. 歯の移動(動的治療)※月に1~2回通院(30分~1時間)

  6. 装置除去/歯面研磨(1時間~1時間半)

  7. 保定(リテー ナー)、表情筋のトレーニング※3ヶ月毎の来院(30分~1時間)

  8. 経過観察→終了


矯正歯科治療中に起こりうるリスクと限界について

矯正歯科治療は、患者さんと私ども歯科医院のスタッフとの二人三脚の治療です。
いくつかのリスク及び限界があることを認識していただき、より良い過程と結果を生むことが出来るようにご一緒にがんばりましょう。

リスク・副作用 内容 対処法・改善策他
抜歯 すべての歯牙を並べるために必要なスペースがない場合は、健全な歯の抜歯を必要とする場合もあります。
必要に応じて親知らずを抜歯する場合もあります。
I期治療で歯列の拡大を行ったとしても、骨格系、歯の大きさ、拡大程度によって抜歯矯正が避けられない場合があります。
しかし矯正後の安定を得るためには必要な処置と考えます。
診断によって確定されます。
発音について 装置の種類によっては一時的に発音が不明瞭になったり、食べものや食べ方に注意を要することがあります。 治療の進行により改善されます。
治療中、特にマルチブラケットなどの歯牙に固定した装置を使用している時は固いものやねばねばしたものは装置を壊す原因になることがあります。
むし歯・歯周病・脱灰(初期のむし歯)歯肉炎 矯正中、むし歯が出来たり、見つかる場合があります。
また、歯肉炎を生じる場合もあります。
治療期間中はできるだけ間食を避けて食後の歯ブラシを忘れずに行ってください。
治療中に虫歯の治療をする場合装置を一度外さなくてはならない場合があります。
しかし、通常の虫歯治療より限界があり、矯正治療終了後に再治療が必要になることもあります。
また、矯正治療期間が延びる可能性があります。
口内炎 矯正治療中に装置が当たり、頬の内側に傷がついたり、口内炎になったりすることがあります。 数日で慣れる場合が多いです。
必要に応じ矯正用ワックスやその他の対処策を行います。
歯根吸収 歯の根が短くなる「歯根吸収」が生じる場合があります。 矯正力が強すぎるとリスクが高まります。
治療中に歯根が短くなることがありますが、健康な条件下で起こる場合には何の問題もありません。
ただし、口腔衛生が充分に行われずに歯周病を引き起こした時には歯の寿命に影響することがあります。
歯肉が下がることについて 歯肉が下がる「歯肉退縮」「鼓形空隙」が生じる場合があります。 歯周病や何らかの原因で歯肉が下がっている方は、歯を動かすことでさらに歯肉が下がり歯根が露出することがあります。
また、歯肉と両隣の歯との間に三角形の隙間(ブラックトライアングル)ができることがあります。
ブラッシングが強すぎても生じることがあります。
治療期間の遅延 定期的に通院出来なかったり、キャンセルが多く次の通院まで時間の空くことが多い場合
舌で歯を押す癖や、歯並びに悪影響をあたえる癖が改善されない場合
虫歯や歯周病などでいったん装置を外した場合
患者様が、取り外しできる矯正装置や顎間ゴムなどの装着時間をお守りいただけない場合
可能な限り予定通りにご来院ください。
キャンセルの場合は直前でなく早めにご連絡いただき予約変更をお願いします。
必要に応じてMFT(口腔筋機能療法)を行います。
ご自宅でのトレーニングも必要です。
歯を清潔にしてむし歯・歯周病になるリスクを抑えましょう。指示された使用法や使用時間をお守り下さい。ご家族も声がけなどご協力をお願いします。
転医 引っ越しや留学などで通院できなくなると、治療を続けるためには転医が必要となります。
歯科医師により矯正治療法や使用器具は様々であるため、スムースな治療継続ができない場合があります。
矯正を始める前に、途中で通院が続けられなくなる可能性の有無をしっかりと確認してください。
また、その予定が判り次第、早めにご相談ください。
装置の破損について 装置が壊れることがあります。特に取り外しの装置に関しては十分な管理が必要になります。 医院に電話をして状況をお伝えください。
場合によってはお預かりして修理、あるいは再製作が必要になります。
後戻りについて 治療後、歯は元の位置に戻ろうとする傾向があります。
保定装置を使用しても顎の成長異常・歯周病・舌や口唇の癖・鼻咽喉疾患などによる口呼吸や歯ぎしりなども原因になります。
装置除去後にリテーナー(保定装置)で後戻りを最小限に抑えます。
リテーナーは今まで動いてた歯牙を骨にしっかり安定させるためとても大切です。
使用方法や時間については、保定開始時に再度ご説明しますので、必ず指示に従ってください。
またケースによっては後戻りに対し「オーバーコレクト」という便宜を図ります。

治療費について

相談料 矯正相談 無料
診断料 資料採得、精密検査、治療計画の立案
(終了時までの全ての資料診断を含む)
¥30,000
基本技術料 混合歯列期(軽度部分矯正) ¥30,000
混合歯列期 (乳歯列期) ¥50,000
混合歯列期 (I期治療) ¥100,000
永久歯列期 ¥300,000
成人 ¥300,000
I期治療より移行 ¥200,000
装置料 マルチブラケット(片顎) ¥150,000
クワドヘリックス ¥35,000
サジタルアプライアンス+FM ¥50,000
バイオテンプレート ¥50,000
バイオネーター ¥50,000
永久歯列期以降のみ
Aso アライナー(1step) ¥30,000
保定装置 審美的リテーナー ¥20,000
床タイプリテーナー(片顎) ¥40,000
処置料 ワイヤー交換など複雑なもの ¥5,000
処置料 床調整など簡単なもの(PMTC含む) ¥3,000
TBI/PMTC 処置前のTBI/PMTC ¥3,500
抜歯 矯正のための便宜抜歯 ¥5,000

お支払いについて

矯正治療は自費診療となりますが、まずは、きちんと治療計画を立て、必要な治療費用を明確に致します。
分割、ローンでのお支払も行っておりますので、安心してご相談ください。また高額の治療は医療費控除もできますので、ご検討ください。