やぎはしファミリー歯科|青森県弘前市の歯科口腔外科・小児歯科・歯科・矯正歯科

保育士のいるプレイルームplayroom

プレイルームPLAY ROOM

火・金曜日 9:30~12:00まで

診療時間、保護者様・ご兄弟様の治療中、保育士がお子様の世話をいたします。
恐れ入りますが、混み合いますので、こちらもご予約をお願いいたします。


保育士のいるプレイルームについて

時代の流れと共に家族のあり方は変化してきました。大家族から核家族へ。そして少子化へ。その流れはなかなか変えられそうにはありません。

昔は「一人子供を産むと一本歯がなくなる」と言われていました。よく、「歯のカルシウムが子供にとられるからでしょう」とおっしゃる方がいます。しかし、これは間違いです。歯は代謝しないもの。お母様をとりまく環境が変わったために起こる変化なのです。

つわりの時は嘔吐などによってお口の中が酸性に傾き、むし歯が出来やすくなります。出産後も赤ちゃんへの授乳や、離乳食期の食事回数の増加、あるいは女性ホルモンに影響を受ける歯周病菌の活発化。大きな変化にさらされることで、むし歯や歯周病が増悪することによって脱落していくのです。

1歳半から3歳がむし歯菌の感染しやすい時期といわれています。お母様のお口の中のむし歯菌の数が多いと子供がむし歯になる割合が高くなります。 逆に、ミュータンス菌(むし歯の原因菌といわれています)を大量に持っているお母様が定期的に歯科医院でお口の中のクリーニングを受けている場合、ミュータンス菌に感染する子供の割合は非常に少なくなることがわかっています。お母様のお口の中の健康がお子様の健康を守ることに繋がるデーターです。最近、注目されている「イクメン」のお父様方も、ご自身の健康がお子様方を守ることに、どうぞご注意下さい。お子様のむし歯予防は-1歳から!!お母様のお腹の中に宿ったときから既に始まっているのです。

私自身が小さな子供をかかえての歯科治療を受けた苦い体験があります。ボストン在住2年目の冬。私の前歯がポッキリと折れてしまいました。その治療にdental officeに通う間、2歳の娘を誰が面倒をみているのかが、非常に大きな問題でした。2歳の娘は人見知りが激しく、なかなか母親から離れない状態でしたので。子育て中で、周りに子供をみてくださる人がいない環境では、歯科に通うことも大変です。核家族が進んだ現在では珍しい話ではなくなりました。開業するときに、子育て中のお母様もきちんと治療出来るように。それが、お子さんの予防にも繋がることを考えてプレイルームの構想を練りました。

親は子供を得ることによって親として成長していくのだと思います。ただその変化は著しく、時には自分を見失うこともあります。時代は変わり、文明は発達しても、子供の本質は何も変わりません。時には子供が「原始人」に見えるときさえあります。しかし、太古の昔から、進化の過程で連綿と続いてきた生命の神秘を思うと、次世代に命のバトンを渡すという役割と責務、そしてなによりも得難い恵みをいただいたことを、私もまた、一人の親として感謝せずにはいられません。

若いお母様方の中には情報量が少ないために無益な心配をされる方もいらっしゃいます。また、情報がないために食事の与え方が間違っていた方もいらっしゃいます。どうぞ、プレイルームを賢くご利用下さい。必要な情報をご提供し、お母様とお子様の健康をお守りする手助けができることが私どもの願いです。