診療方針

ファミリーデンタルオフィスとは、地域の皆様にもっとも身近な医療で、特定の歯科疾患に偏ることなく、疾患を幅広く診療し、患者様の健康維持と疾患治療に対し、必要な専門医と連携しながら、継続的に責任を持つ、予防型診療所を目指します。

私共の歯科医療への考え方

その歯は一時的な修理で良いのでしょうか?なぜそこにむし歯が出来たのか、なぜその歯を抜かなければならなかったのか、考える必要は無いのでしょうか?私どもは決してそうではないと考えます。

社会生活を営む上で他者と関わることは切り離して考えることは出来ません。美味しく食し、会話を楽しむことはコミュニケーションの基礎であるはずです。口腔(お口)は消化器官、呼吸器官、言語器官、そして感覚器官の一部でもあります。口腔粘膜そして歯牙をとりまく歯根膜は非常に鋭敏な感覚器官であり、髪の毛一本の不快さも感じ分けるとともに、様々な食塊の硬さ、感覚を感じ分けます。それは、食を通じての生命保護の一手段であるからです。このように口腔が生命に重要な関わりを果たしていることを、私たちは忘れがちです。

全てのものには原因があり結果があります。原因を追及し取り除かなければ、また同じことを繰り返します。私どもは手法の全てを動員してその要素を見つけ出し、お伝えしなければなりません。その為に、必要な検査があります。正しい診断のために必要な情報があります。多くの要因は生活の中にあります。体内、体外の刻一刻と変化していくあらゆる事象に反応し、お口の中も常に変化し続けます。

なぜ、そうなったのかをご一緒に考えましょう。”治療する側”と”される側”の関係ではなく、一緒にこの難局を乗り越えていく同士でなければなりません。歯科医療の提供側は神様ではありません。たった一度の診査で全てが判るほど、人間は簡単な存在ではないはずです。

思った以上に長い時間がかかる場合もあります。予想以上の苦労が伴うときもあります。一緒に頑張って下さった患者さん方にいつも感謝せずにはいられません。歯科医療はもっと身近なものでなければなりません。医療人である前に一人間として、眼前の命と尊厳を守っていくことに少しでも寄与することが出来るなら、そのことに歯科医療の誇りと価値があることを願ってやみません。

健やかな一本の木の成長が、豊かな森を育てるように、地域の皆様の健康で快適な生活を守り育てていくことのできる歯科医療を実現していくこと、それが私どもの願いです。

院長・医学博士
八木橋 靖子